VTI

VTI（Vanguard Total Stock Market ETF）は、Vanguardが提供するETFで、アメリカ全体の株式市場に広範に投資を行うことを目指しています。

VTIの特徴は以下のとおりです：

1. 広範なエクスポージャー：VTIはCRSP US Total Market Indexというインデックスを追跡します。このインデックスは米国の株式市場全体をカバーしており、大型株、中型株、小型株のすべてを含んでいます。これにより、VTIは一つのETFでアメリカ株全体のパフォーマンスを捉えることが可能です。
2. 低コスト：Vanguardは低コスト投資をモットーとしており、その一環としてVTIの経費率は非常に低く設定されています。2021年9月時点では経費率が0.03%となっており、投資額のごく一部しか費用として引かれません。
3. 流動性：VTIは非常に高い流動性を誇ります。これは取引量が大きいため、投資家は市場の営業時間内にいつでも買い売りを行うことが可能です。
4. 配当：VTIは配当を再投資せず、四半期ごとに投資家に配当を支払います。

VTIはその広範なエクスポージャーと低コストの特性から、多くの投資家にとってアメリカ株投資の基礎となるETFとされています。リタイアメントアカウントや長期投資のポートフォリオに組み込む投資家が多いです。

なお、具体的な投資判断を行う前には、専門的な財務アドバイザーとの相談をお勧めします。