S&P 500(Standard & Poor’s 500)は、アメリカの大手金融サービス会社であるS&P Globalが運用する株式指数です。500種類以上の大手アメリカ企業の株式を含んでいることからその名が付けられています。
S&P 500は、アメリカの株式市場のパフォーマンスを示す主要な指標の一つと広く認識されています。特に、その構成銘柄は大型株が中心であり、アメリカ経済全体の約80%をカバーしているとされています。
指数は市場価値加重平均方式で計算され、各企業の影響力はその時点での市場価値(株式の価格と流通株式数の積)によって決まります。つまり、市場価値が大きい企業(たとえば、AppleやMicrosoftなど)が指数に与える影響は、市場価値が小さい企業よりも大きいということです。
この指数は、個別の投資家だけでなく、プロのファンドマネージャーやアナリストによっても広く使用されています。多くの投資信託(マネージャーが選択した特定の株式または債券のポートフォリオに投資する基金)やETF(指定された指数を追跡する目的で設計された基金)が、S&P 500をベンチマークとして使用しています。
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